『週刊包装タイムス』2024年3月18日号にBAKEQ-Rが紹介されました。

再生原料70%超の耐熱容器
環境配慮と高温調理に新提案

吉村化成は、220度の耐熱性・ガスバリア性を持つC-PET容器を増強し「BAKEQ-R(ベイクック アール)(仮)」を製品化した。PETボトル再生原料70%以上含有するシート素材を採用。

米飯、パスタ、洋菓子など環境配慮へのアプローチを模索する食品メーカーに耐熱容器として提案する。

4月10日から東京ビッグサイトで開催の「ファベックス2024」で公開し来場者に訴求する。

同社は、高い成形加工技術と実績をもとに顧客満足を追求し、独自性に富んだ高品質製品を提案している。

特に、「BAKEQ」は高温加熱調理、MAP包装に適したガスバリア性、レンジ・オーブン対応の簡便性に優れた機能性が評価され、スチームコンベクションオーブン調理などに引き合いが堅調だ。

今回、シートメーカーの協力を得て、再生原料70%以上を含有する「BAKEQ-R」を製品化し、シリーズに追加した。

機能面はこれまでのC-PET容器と同様、オーブンやスチームコンベクションなどで使える耐熱220度の高温調理メニューに対応できる。

BAKEQシリーズは、フタやシールをすることでダイレクトに売り場に並べられ、調理の手間・陳列の手間・ゴミ削減など、ひとつの器で盛り付けから調理までワンストップで行えるのが特徴だ。

シート素材はPET樹脂単一なのでリサイクルにも適している。耐油性も保持しており、幅広い加工食品容器として導入が期待される。

同社では、「将来的には工場内で発生する端材などを有効に使い原料循環に活用していきたい」としている。

なお、展示会では従来製品に加え、新サイズも展示し、ラインアップしたC-PET耐熱容器シリーズとして積極的にアピールする。

(週刊包装タイムス 2024年3月18日号)